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KANさんの本物のアーティスト風活動『弾き語りばったり#7 〜ウルトラタブン〜』を見て、新潟公演で書いた1枚の小さなメモと微かな記憶だけを頼りに、ひたすら思い出せる限りのことを絞り出していこうという素数展開のシリーズ。今回はその第10弾の「#23」です。

とうとう新潟公演のレポートを書き上げられないまま、東京公演2日目に参加してきました。東京公演は東京公演で別エントリにしますが、まずは新潟公演を書き上げてしまいたいと思います。

相変わらず私見で長ったらしい文章で申し訳ありませんが、お付き合いいただけますようお願いしますm(__)m

【注意】この先にはネタばれを含む表現がありますので、各自のご判断でご覧下さい。ライブに参加するまで内容を知りたくないという方は、ご覧にならないようお願いします。

続きを読む "KAN『弾き語りばったり#7』ライブレポート書き殴りばったり#23"

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MC

「時間の経つのは早いものでそろそろ最後の曲となりました」とお別れ気味の挨拶。別れを惜しむ客席からの声はなく。「”え〜っ!?”とか一切誰も言わないっていうのがいいですね、”うん、そのぐらいの時間だね”とか”あと1、2曲だね”ていう感じの反応が。」とKANさんが切り返します。この一連の流れは、会場内でももはや暗黙の了解になりつつあります(笑)。

今回も、「二段階でお別れします」。とアンコールがもちろん当然のように存在することを宣言(笑)。

14.今度君に会ったら

「知り合いに連れられて初めて来たという方もいらっしゃいましたが、そういう方たちに”良かった”と思ってもらえたらいいなと思います。」と真面目に締めくくり、「また何処かでお会いできることを願って」(←微妙にニュアンス違うかも)、本編の最後にこの曲が演奏されました。

ここで大きなお詫びなんですが、この楽曲が以前アンコールで演奏された「弾き語りばったり#2」で、「キーを一つ上げて演奏された」と書いたのですが、あれは原曲キーそのままだったようです。なぜそんなこと書いてるかというと、今回聴いた「今度君に会ったら」も同じキーだったのですが、どう聴いても原曲どおりのキーだったからです。ほんとごめんなさい。誰に謝ってるのかわかりませんが、ごめんなさい。

イントロやAメロとA'メロのつなぎなどで使われている、原曲には存在しないピアノで奏でるフレーズが非常に印象的で効果的に響いていました。「#2」のときはなかったような記憶があるのですが、もはや記憶の彼方にいっちゃってますので、定かではありません。そもそも、「なかったような記憶がある」というよりは、「あったような記憶がない」のであって、どんどん信憑性がなくなってきましたね、はい、僕自信も信じられなくなりました(笑)。とにかく、あの印象的なフレーズは、ピアノ弾き語りのために作られたもので、すごく好きです。是非コピーして演奏したい弾き語り楽曲にのし上がってきました。

書いていることがごたごたしてきましたが、KANさんから「また会える日を楽しみにしています」という気持ちが十分伝わってくる演奏で、ただただ聞き入るのみです。今日ライブの中で起こったいろんな出来事を、噛み締め、反芻しながら、最後の数分間を頭に刻み込むようにして味わいます。

いつもどのコンサートやライブでも、アンコール前の本編最後の曲は、なんというか、同じような気持ちに陥るのですが、「高血圧と低血圧の両方を経験したような」「寒波とフェーン現象を1日で一気に味回ったような」、そんな泣き笑い状態と聴き浸り状態のメリハリが激しいライブだよな〜って思うんです。特に、「弾き語りばったり」シリーズは、そのメリハリをピアノと歌と計算されたグッタリトークだけで作り上げるという超難題に取り組んでいるわけですから、毎度のことながら、尊敬・感心しちゃうんですよ。

そんなことを考えながら、「やっぱしいい曲やわ〜」と言ってるうちに「今度君に会ったら」の演奏が終わりました。

KANさんがピアノのイスから勢いよく跳ね上がり、ステージ中央に出て、深々と一礼。客席からの拍手をいつものように長時間一礼して動かない全身で受け止めて、自分で納得したと見受けられるタイミングで頭を上げ、風貌は演奏を終えたピアニストに戻りシャキッとした足取りでステージ袖に帰ります。

照明が落ちて、一瞬置いたと思ったら、すぐに照明が点き、KANさんが再登場。

これが「弾き語りばったりシリーズ」におけるKANさんスタイルのアンコール(二段階のお別れ)のやり方です。何度もレポートに書いていることですが、また書きます。アンコール登場のとき、拍手と一緒に笑いを起こすアーティストを僕はあまり知りません。

またステージ中央で一礼し、ポカリスエット・イオンウォーターとか今日読み終わったピンクチラシ(桃色のアンケート用紙)の置いてある小さなテーブルから、今まで一度も使っていないマイクを持ち、再びステージ中央へ。

MC

「(ずっと弾き語りでピアノに座った状態だったので)最後くらいは正面でお話させていただきます」これも弾き語りばったりを含め、KANさんのライブではおなじみのスタイルですね。

「今回のライブは全会場全曲録音をしています。マイクも4本用意して(マイクを指し示し)、全て録音されています。」
「客席のイスの下にもランダムに10個盗聴器が仕掛けてあって、すかしっ屁も収録され、全てデータ化して保存されます(笑)。・・・はい、盗聴はしていません。ここで言っている時点で盗聴じゃないですからね(笑)。」
「(録音したものから)全会場全曲目を収録して”「弾き語りばったり」ライブアルバムボックス”を発売しようかと思いましたが、”それは要らないだろう”ってことになりまして、っていうか”俺も要らないよ”ってことになってやめました。(笑)」

「全会場全曲目録音しているっていうのは本当で、今回演奏曲数が15曲なんですけれども、各会場から1曲ずつベストテイクをピックアップして、15曲入りのライブアルバムを発売します。」
「追加公演含め17公演で15曲っていうことは、2会場は収録されないっていうことになり、最悪だったってことですね(笑)。新潟がその2会場にならないといいですね・・・(笑)。」
でも、大阪、東京では複数公演やっているので、そのあたりから残念だった2公演が選ばれる可能性が高いようなことを示唆していました。
「15曲全部”抱きしめたい”だったら、ミスターチルドレンのファンの人が間違って買っちゃったりして、それはそれで一番綺麗な形なのかもしれませんが、アーティストとしてどうだろうってことになりますので(笑)」ともおっしゃって(笑)を取っていました^^。
「これまでライブDVDやライブビデオは出したことはありますが、小・中・高・大・中日ドラゴンズ時代・・・と(笑)、ライブアルバムは出したことがありません。・・・中学生のときにライブアルバムを出しておけばよかったですね(笑)。」
とも言ってましたね。

「発売日は未定ですが、時期が来たらオフィシャルサイトに載せますので、確認してください。」
「PCなんて持ってないよ、という方も大丈夫です。インターネットなんて、全世界から同じ情報しか手に入らないつまらないものなんですから。心の中のPCを起動してイメージで検索してみてください。誰もキャッチできないような情報がたくさん得られて、世間から離脱することができます。がんばってください。(笑)」
結局PCを持っている人も持っていない人も、なんかしらの方法でオフィシャルサイトを”チャック”してください、ということですね(笑)。

「今日はありがとうございました」と挨拶し、ピアノに座りなおします。

15.今年もこうして二人でクリスマスを祝う

「もうすぐクリスマスですね」(会場笑)
「(クリスマスはまだ先かもしれないけど)半年なんてピュッと過ぎちゃいますよ。いや、半年経ったらもうクリスマスも過ぎてるじゃないですか。これくらいの歳になると”もうすぐ来年のクリスマスですね”って言っても違和感ないですよ。」
「(会場に問いかけ)新潟ではイルミネーションまがいのことはやらないんですか?”まがい”ってのは失礼でしたね。そういう”ホワイトエデュケーション”とか、やらないんですかね?」
”エデュケーション”って”教育”っすよ(爆)ホワイトエデュケーションって実際にあったらどんなんだろ?と想像して笑ってしまいましたが。

「40曲あるクリスマスソングのなかから1曲演奏したいと思います。クリスマスが近い時期にしか演奏できない曲があるのは納得がいかないので、自分で演奏機会を増やすことにしました。」
「そんな、64曲(増えてるし)あるクリスマスソングのなかから、最後に演奏します」と言って、「今年もこうして二人でクリスマスを祝う」を演奏されました。

この曲が、先ほども書いた「ライブアルバム」に収録されるのだとしたら、発売はクリスマスを意識した秋冬あたりになるのかもしれまんせん。いや、トーク内でクリスマスの時期を意識してないわけですから、来年の夏かもしれません(笑)。

さて、曲の話にようやく入りますが、この曲が前回演奏されたのは昨年末の「浜離宮(ハマリQ)」のコンサート。あのときはあまり気が付いてなかったのですが、間奏がかなり豪華なアレンジになっていました。原曲はあそこでストリングスをはじめいろんな楽器が盛り上げてくるところなので、それをピアノで表現した形なのでしょう。あれ綺麗でかっこいいなあ〜。

正直、この曲がシングルで発売された当時はあまり思いいれがなかった(ごめんなさい)のですが、コンサートで演奏されてから、ちょっと自分の中でランキングが上がってきています。最後の最後、「今年もこうして」のところで、雪を踏みしめる音を意識したような弱い和音を3つ押さえているところとか、いいなあ〜と思いました。

もともとわかっていたつもりではいましたが、ピアノっていうのは、音階やリズムだけではなく、それぞれの音の長さと強さで無限にいろんなものを表現することができる楽器なのだということを再認識した瞬間でした。

「ゆっくりと〜ゆっくりとぉ〜〜」のあたりが残念ながら声が上ずっちゃいましたので、このテイクはライブアルバムに収録されないことが確定しましたが、この曲のおかげで会場も涼しく感じられました^^。

終演

アンコールも終了、KANさんがピアノの前に出てきて、再度、長い一礼。長く大きな拍手の波が、NIIGATA LOTS全体を包み込みました。

KANさんが一礼を終えてステージから消えます。後で知ったことなのですが、会場にこのときに流れていた音楽は、1987年に大林宣彦監督の依頼で「大連・尾道友港都市博覧会」向け短編映画「夢の花・大連幻視行」のために作ったものだったのだそうです。(情報を参考にさせていただいたみなさま、ありがとうございましたm(__)m)

さて、終演後アナウンスでは、本当のタイトルとは違うタイトルを影アナさんが告げるのがもはやお決まりのルールなのですが、このときは、「弾き語りばったり#7 〜ひたすらガマン・ザ・○○○」と言っていたように聴こえました。「○○○」の部分は残念ながら聞き取れませんでした^^;どなたか、正式な(正式といっていいのか微妙ですが)ニセタイトルが聞き取れた方っていらっしゃいますでしょうか・・・?

おわりに

新潟公演は、先ほども書いたとおり、KANさんのピアノも声も、他会場と比べて調子が良い部類だったということが友人のお話等を聞いた結果明らかになりました(京都公演は結構演奏の出来はつらそうだったとか)。新潟公演は非常に安心して聴いていられて、僕の奥さんのおなかにいる、ちょうど耳も聞こえるようになっている頃である新しい命(通称「子象さん」)への胎教としても、十分満足できるものだったと思います。KANさん本当にありがとうございました。

「全編ピアノ弾き語りでのコンサート」って聴くと、「なんだあ、バンドライブよりも(音的・視覚的に)限定的なコンサートなのね」と早合点しがちだと思うのですが、KANさんの場合は、違うんだということを、声を大にして言いたいです。ピアノから出せる音はもちろん、音から派生する味や空気、そしてピアノを弾く姿勢や勢いから感じられる視覚的なもの、果てはピアノの上に置いているものも含めて、KANさんは、ピアノという楽器が持っている潜在的な力をいっぱいいっぱいまで引き出すことができるアーティストの一人であり、今回もその一端を感じられました。

でも、ここで文字で声を大にして語るには限界があるので、いずれまた、ネットラジオなどで振りかぶれればいいなあ、と思います。

今回は、前回とは違い、あとで発売されるライブアルバムで音楽的には振りかぶれるので、一音一音逃さないぞ!という気合・気張りまでは必要なかったので、緊張感で肩が凝るとかそういうこともなく、ある意味助かりました(笑)。#1が11曲、#2が14曲、#3が15曲、#5が16曲と、回を重ねるごとに曲数が増えていたのですが、今回は15曲。その分、トークが普段以上に綿密に練られていて、構成や曲順もいろいろ考えられていて、今までで一番まとまっていた・・・というか、完成度・本人納得度が高そうな印象を受けました。実際どうなのかは、今後のKANさんのオフィシャルサイトでの振りかぶりコラムなどで確認したいと思います。


演奏曲目(俗にいうセットリスト)
01.君を待つ
02.何の変哲もないLove Song
03.まゆみ
04.永遠
05.朝日橋
06.プロポーズ
07.Allentown(Billy Joelカバー)
08.Regrets
09.抱きしめたい(Mr.Childrenカバー)
10.世界でいちばん好きな人
11.Songwriter
12.Day By Day
13.50年後も
14.今度君に会ったら

<アンコール>
15.今年もこうして二人でクリスマスを祝う


以上、KAN『弾き語りばったり#7』ライブレポート書き殴りばったりの新潟公演編は終了です。次回以降、東京公演を終えたあとの補足事項などを書いていきたいと思います。次回、第11弾である「書き殴りばったり#29」でお会いしましょう(シリーズは追加公演終了後までまだまだ続く・・・)。

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