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15th Album『カンチガイもハナハダしい私の人生』の9曲目に収録。

ファーストインプレッション

この曲は、KANさんが心から尊敬して止まない
先輩アーティスト・ASKAさんに
ダメ元で共作をお願いし、即答で
快諾してもらったことから実現した楽曲です。

発売前からずっと、「小学3年生」とともに、
アルバム内の最注目曲として君臨し続けました。
そして、もちろん、発売後もそうあり続けるでしょう。

全てがKANさん自身の成分で構成されているわけではない、
かなり珍しいタイプの楽曲であるにも係わらず、
敢えてアルバムの最終曲として置いたことが、
如何にこの共演が念願であり、
予定どおりに偶然に叶ったのかということを
物語っているように感じます。

曲のできあがるまでの過程は、KANさんとASKAさんが
2人で徐々に曲を作り足していって、
曲が出来たら今度は二人で歌詞を考えて
1曲を完成させるという、
いわゆる、KANさんがFM802で持っていた
レギュラー番組「MUSIC GUMBO SUNDAY」内の
1コーナーである「POP THE MUSIC」方式に近い形。
ちなみに、アレンジはKANさん一人です。

コーラス部分は個々に録音してダビングする
ことはせず、お二人で一緒に同時に歌って録音。
サビなどは、この方式だからこそ
醸し出せる倍音が心地よく響き渡ります。

KANさんが曲中、自分の歌い方を維持しているところと、
ASKAさんの歌い方を微妙に模写して、
シンクロしようとしている部分があり、
聴いていておもしろかったです。

歌詞は、KANさんとASKAさんが一緒に
今言いたいことを連ねたとおっしゃってました。

最近のKANさんの歌詞は具体的な表現が
比較的多かったような気がしますが、
ASKAさんというスパイスと化学反応を起こして
ほどよく具体的な歌詞と抽象的な歌詞が混ざりあい、
何度も噛みしめるとそのたびに味のある、
良い意味でKANさん一人では書けない歌詞に
なっていると思いました。

メロディも、KANさんらしい部分とASKAさんらしい部分が
結構わかりやすく入っています。

ただ、ASKAさんらしい部分のなかには、
KANさんがASKAさんに歌ってほしいメロディを
意識して作っているところもあるでしょうから、
一概にここがKANさん、ここがASKAさんとは言えないです。

実際、どこをどちらが作ったのか、
是非聴いてみたいものです。

「キーボードマガジン」とかで
そのあたりを切々と語ってもらいたいです。

全体的に真面目な楽曲でありながら、
たとえば「いちご畑で二人〜」の部分が
モロに象徴しているように、
ザ・ビートルズの「STRAWBERRY FIELDS FOREVER」
の冒頭部分を格好よくコラージュしていたり、と、
遊び心も満載。

アレンジは、一聴すると、
「CLOSE TO ME」の進化形・完成形
という印象を受けました。
ストリングスを主人公にして、あちこちで
駆け登り、滑り降り、巻き込み、
崩れ落ち、燃え盛り、泣き叫ぶ。
ラジオエフェクトを挟んで、展開をあちこちに設ける。
ついには、
ASKAさん自身を1つの楽器としているかのような大胆さ。

そして、この文章を書いたあと、「ロックボンソワ」の番組中、
KANさん自身からも、「CLOSE TO ME」が
そもそも「CHAGE&ASKAを意識した曲」だということを
おっしゃっていましたから、つまりそういうことなんでしょう。

イントロのピアノから心拍数が上がります。

忘れてならないのが、
このアレンジをKANさんが一人でやってるということ。

全体的に本気出したとKANさんがおっしゃるのが
随所に、いやほとんどの箇所ににじみ出てきています。
「捨てフレーズ」がないといえばわかりやすいかも。

聴きながら、肩が固まり、呑みこまれ、
聴き終わった時に、緊張の糸が
プチンと切れて、心拍が元に戻り、
ヘナヘナと崩れる気分。
これが「究極の聴き応え」というやつなんだろうなあ。

KANさんが「CLOSE TO ME」で表現したかったことを
完全に昇華させることができたような感じです。
いや、ひょっとしたら、
このストリングスの旋律の書き方は、
KANさんの「癖」なのかもしれません。

全体を通して、なんというか、
とにかく身震いして、鳥肌が立つ作品です。
重厚で黒光りする紳士で高級なスポーティ系の
自動車のCMに使うとピッタリくるかもしれません。

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